継続して言葉を書き続けていると、「言葉にすることの力」というのを実感します。
自分が書いた文章に「ハッ!」と気付くようなことが何度もあったり、後で読み返すことでそんな経験をしたり。
また、文章でのやり取りだけで、その人の事が手に取るようにわかったりもします。
メールという手段でのやり取りを私が数えきれないほど繰り返してきたからなのかもしれませんが。
DOCセミナーでは、半年で2000pips以上の好成績を残したのに弱さを感じる者もいれば、成績がなかなか伸びないけれども強さを感じる者もいました。
この辺は本当に、人によって様々です。
ただ、一年程度で強さを感じる者というのは、まあ滅多にいませんね。
DOC一期生で一年間のセミナーが終わろうかという時に、ほとんどの者がまだ不安を残している事がメールから読み取れました。
お礼のメールから、そういうものが読み取れるんですよ。
だからもう1年間やったわけですけれども。
そして実践から2年が経過して、今度こそ終わりという時にまたお礼のメールを頂いたんです。
すると今度は不安どころか、爽快感さえメールから感じ取れるわけです。
もちろん、2年間の経験を積んだわけだから、成績も安定してくるというのもあるんでしょうけれど、それだけじゃなくて「強さが身に付いたな」と感じるんです。
そういった強さというのは、決してテクニック的なものではなくて、人としての「強さ」なのだと思います。
上手くは言えないけれども、「上手い」とか「上手」というのは自然のものではないでしょう?
でも、「強さ」というのは自然のものなんです。
その「強さ」をFXに限らず、スポーツでも音楽でも何をやるにしても、継続しながら身に付けようと思ったら、おおよそ2年くらいは必要なのかな・・・と身をもって感じたわけです。
だからやっぱり、人が成長したり変わるのは瞬間では無理で、時間が必要なんだと思います。
小手先の「上手さ」を手に入れるのは瞬間で出来るかもしれませんが、自然の「強さ」というのは“時間をかける”ことでしか手に入らない。
面白いものだなあと思いますよ。
■質問と回答
メソッド購入者からの質問があったので、この場で回答します。
【質問】
10月20日から30万円で、メソッドをスタートした○○です。
収支は現在マイナスですが、気にはしていません。
当然ですが、厳密にルール通りに実行しています。
(ただ、MT4のチャートは結果フォローの意味もあり、よく見てはいますが・・・)
お休みのところ、恐縮ですが以下質問させてください。
「また、小細工事を・・・」と思われるかもしれませんが、差支えない範囲で、ご回答いただければ幸いです。
<質問>
1.内容は分かりませんが、過去実施された「DOCセミナー」や「メソッド実践メールセミナー」の今後の予定はありますか?
あれば、ぜひとも受講したいので・・・。
上記セミナーが引き続き開催され、それに参加できれば、以下の質問は不要になるかもしれませんが、念のためお聞きします。
出来れば「裁量」を加味した取引を、年明けごろから始めたいと考えており、その準備・心積もりのため、です。
焦りは禁物・・・であることは重々承知の上です。
2.「裁量」を適用するのは「選ぶ」対象(=通貨ペア)及び/又はエントリー時刻(=例えば、状況により12時を見送り16時頃に変更する・・とか)と理解して良いでしょうか?
これは「小細工」とお叱りを受けるもしれませんが、例えば数量を分割(12時に1/2,16時に1/2・・とか)するとかも「選ぶ」の範囲に入りますか?
3.今まで見ていると、ポンド/円はユーロ/円に比べて値動きの傾向は同じでも動きが荒ように思います(=ユーロの方が穏やか)。
ついては、ポンド/円が参入条件を満たしていないが、ユーロ/円が満たしている場合は、ユーロ/円を選ぶ対象に加えても良いでしょうか?
【回答】
1.メソッドを基本とした実践メールセミナーを、実は今考えています。
また、やるとすれば、10月に一か月間行ったセミナーの一歩先まで踏み込んだ内容のものをしたいという考えもあります。
やるとしたら12月、遅くとも年内には発表すると思うので、その時までお待ち下さい。
ただし、私が納得できる内容のものが出来ると確信が無ければやりませんので、まだ未定ではありますが。
2.10月に行った実践メールセミナーでの裁量は、あくまでも「方向性」の判断での裁量のみです。
おっしゃるように「通貨ペア」と「時間」まで裁量での判断としたならば、大幅な収支アップが図れますが、そこまでいくともうそれはDOCセミナーレベルです。
とくに「時間」での判断となると難易度がグッと増すので、お勧めは出来ません。
「通貨ペア」での工夫は比較的難易度が少なく実践することが出来るので、悪くはありません。
もし私が実践メールセミナーをやるなら、そこまでは踏み込みたいと考えています。
最後に、数量の分割については、メンタル面での緩和を目的とした配慮ではいいかもしれませんが、それ以上の意味は無いでしょう。
3.これは上での「通貨ペア」での工夫とかぶる質問ですね。
なぜこんな質問が出るかというと、それはやはり目先の利益が欲しいからでしょう。
例えば月平均1000pips獲得したいと思った場合に、それを達成することなんて簡単なんですよ。
例えばFX投資だけに特化した会社を作り、10人の社員を雇って、それぞれが担当の通貨ペアを一つだけ担当する。
それで月平均100pips程度のノルマなら達成出来るだろうから、10人合わせれば月平均1000pipsを達成出来ます。
じゃあ、それを一人でやればいいだけの話なんですが、それだといろんな意味で無理があるでしょう?
そこを考えた上で、バランスを取るのであればいいと思います。
ただ、ポンド円は値動きが荒いからユーロ円を・・・というのは安易すぎます。
通貨は上で書いたように、それぞれ別に取引するという感覚を持たないとバランスを崩しますよ。
以上です。
| 2016年11月06日FX関連